堅田にある企業の経営者の方から、Wi-Fiの中継器を設置したが電波が弱いというご相談をお受けしました。
機種の画像を送っていただくと中継器は比較的新しいものでしたがWi-Fi親機は年式も古く、対象人数も少ないものでした。

利用人数と部屋のレイアウトをお聞きして推奨機種を選んで購入いただき現地訪問。

事務所は六畳+八畳+八畳のレイアウトで、端の部屋に設置されたWi-Fi親機から端の部屋のPCまでの範囲をカバーするため、真ん中の部屋のコンセントに中継器が設置されます。

新しいWi-Fi親機の性能は十分で、親機のみで端の部屋まで電波が届く状態になりました。中継器を設置すればさらに通信が安定します。以前の環境よりご満足いただけることになりました。

以前の機種   NEC Aterm WF800HP PA-WF800HP

設置機種    NEC Aterm WG2600HP4 PA-WG2600HP4

上記機種の価格コムの機能比較ページ

中継器機種   NEC Aterm W1200EX

Wi-Fi機器の選定理由

選定理由

旧機種と同じNEC製で、最大6名の同時使用というご要望のなかで価格と性能がちょうど釣り合うものをお勧めし購入いただきました。
無線LAN機器性能は上がっていますが、それよりも接続技術の向上の方が安定したWi-Fiの接続に貢献しているように思います。
具体的には、”ビームフォーミング”=「受信機をねらって電波を伸ばしますよ。」”MU-MIMO”=「複数同時接続処理しますよ(これ以前は1対1の接続を高速で切り替えて処理を行っていました)」などですが、内容は理解できますが専門用語が増えていく印象です

Wi-Fi機器の設置にあたって

設置にあたって

  • Wi-Fi親機(発信機のことを弊社ではこう呼んでいます)、2.4GHz帯(主に~G~で無線Wi-Fiが表示されます)はコードレスホンや電子レンジと干渉します。設置場所の近くには置かないようにお願いいたします。
  • Wi-Fiの発信機が一番効果を発揮するのは、部屋の中心に置いた場合です。部屋の隅や床に置いた場合は機能どおりの範囲に行渡る可能性が低くなります。部屋の端に置く場合でもある程度高さをとって設置をお願いいたします。
  • (この現場特有かもしれませんが)。Wi-Fi親機のWi-Fi名(=SSID)又はパスワードを変更しようとしましたが、記載どおりのIPアドレスを入れても本体に入ることができませんでした。メーカー提供のネットワーク内の機種を見つける・設定することのできるソフトウェアを導入すると取扱説明書に記載されているものとは違うIPアドレスで無事表示され設定することができました。
    設置の際は無線設定用のメーカーユーティリティソフトを使用されることをお勧めいたします。(下記ご参照ください)

NEC  らくらく無線スタートEX    (PC用・Windows)

Buffalo エアステーション設定ツール  (PC用・Windows)     

TACT高畑

Wi-Fiの技術は今後もまた進歩するかもしれませんので、高価な高機能タイプを長くつかっていただくより、接続環境に合ったタイプをお勧めしました。

Wi-Fiの機器がご自宅の周囲に増えるとこれまで届いていた電波が届かなくなるなど干渉が起こりますので、長年同じWi-Fi機器を使っておられる方は新しい機種のご購入の検討をお勧めいたします。

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