iPhone X Lightningドックコネクタ+バッテリー交換
※このメニュー内に記載している内容はケーススタディ 事例検証として記録しているもので自作修理や同じ考えをお勧めするものではありません。
濡れたiPhone X にLightningケーブルを差して充電したら、焼け付いて接続端子が壊れてしまいました。
こちらではiPhone X の接続端子パーツとバッテリー交換について書いています。
まずはAppleのサイトから修理依頼して送ってみたが・・・
Appleのサポートサイトにアクセスして「バッテリーと充電」→「電源アダプタが正常に機能しない」→製品はほかの電源アダプタでは正常に動作しますか?で「いいえ」を選び、\8,140料金見込みの修理依頼で送付。
送付して数日、何の連絡もないのでAppleのサイトから修理状況を確認すると想定しない部位の故障と判断されて修理保留中で¥65,780の支払いをしないと修理を行えないということでした。(Appleの修理料金ページ)
iPhone13を購入したいのに旧型対して6万円もかけられない。ワイアレス充電器もあるけれど充電速度がケーブルより遅いうえ充電しながら使えなくなる。なので自分で直すことにしました。
Lightningコネクタ部品+バッテリーの交換
準備したツール
①修理キット ②iFixit修理用マット ③エンジニアESDピンセット ④ドライヤー
パーツ
⑤ドックコネクタ ⑥バッテリー ⑦ディスプレイ防水テープ(利用しなかった 後述)
⑧バッテリーシール(バッテリーについているので不要だった)
追加購入or次回はあった方が良いもの
A:エンジニアペンタロープねじドライバ B:ANEX Y型 1.3mmドライバ
C:先が曲がっていいピンセット
参考にしたサイト
1)iFixit iPhoneXの分解 2)分解工房 iPhoneX Lighatningコネクタ部品交換
修理中のトラブルと良かった点
- ①Y字ねじはドライバの先がつぶれやすくネジ穴もつぶれやすい 。危うく永久に修理不能。
慎重に抑えながらであれば大丈夫だったかもしれないが通常の力加減で回したのに先がつぶれました。A:B:のドライバであれば安定しました。 - バッテリーシールを剥がす際、端部が短くて指でつかみづらく、なおかつ破れやすい。
一度離すと元の位置に戻るうえ、すぐに破れて引張取ることができなくなります。へらでこそぎ剥がすことになるのですが、配線をちぎらないか不安になりました。
C:でつかんで、引っ張るのが安定すると思います。
- ②の修理マットは磁力がありネジが付きます、③の樹脂ピンセットを含め小さなネジを扱うのに安心できました。
- ①の修理キットの吸盤のついた器具はiPhoneのディスプレイを外すのに最適でした。iPhoneの画面も表面ガラスと液晶がセットなので思ったよりは丈夫なものなんですね。
練習で画面を外そうとした古いiPadminiは表面ガラスだけだったので放射線状に割れて震えた
※修理中、Y字のねじは完全につぶれたように思えたのですが、ドライバーを押しあてたまま上から叩いて型をつけて重量をかけて祈りながら回す 何とかしました。ドライバはダメになってしまいました。
ANEX Y型 1.3mmドライバが手元にあれば良かったのですが間に合いませんでした。
修理完了後
※ディスプレイ防水シールについて
結局使用しませんでした。理由はラウドスピーカーとその反対の穴部分(画像の赤い丸部分)の防水シールが再利用不可で、購入するところも見つけることができなかったからです。(アメリカでは売ってました)
ここが防水していないとディスプレイを防水しても効果が薄いと思いましたので、修理後に従来の防水性能には戻らないことを納得して使用しています。
iPhone X 修理のまとめ
検証のつもりで始めたことなのに最後はなんか大きな話になっちゃいました
スマホをこがしただけなのに、、、