どうしてパソコンが遅いの?

※こちらに記載の情報はわかりやすさのみを優先した記載になります。

どうしてこのパソコンは遅いのだろうか?

(現在 2022年4月時点)


3,4年前に良いパソコンを買ったのになぜかインターネットをみるだけでも動作が遅い方はおられませんか?
その理由は現在のWindows10、Windows11がSSD仕様になっているから従来のHDDを使っていると動作が遅いからかもしれません。

パソコンが遅い原因

① ディスクがSSDではなくHDD    (こちらが原因の90%)

② メモリが4GB  (こちらが原因の10%)

パソコンの仕組み

パソコンの速さを決めるパーツは下記の3つです

・CPU

・メモリ(RAM)

・ストレージ(HDD or SSD)

データを処理してスピードを決めるパーツ

この内、データを処理するのは下記の2つのコンビネーションです。(・・・でした。)

パソコンの処理スピードを決めるパーツ
CPUに合わせて処理するデータを納めるパーツ

CPUで処理をするスピードが決まります。
メモリはCPUに合わせて、一時的に処理するデータを置いておく所です。

基本的な考え方では、CPUとメモリとの間でデータが入ったり出たりしながらパソコンは動きます。

でも、CPUメモリ(RAM)は電源が入っている時しかデータを保持しないので、データを格納しておくパーツがいります。

データを格納しておくパーツ(電源が入っていなくても)

電源が入っていない時もデータを保存しておくところがストレージ(HDD or SSD)です。

HDD ハードディスク・ドライブ
SSD 2.5インチタイプ (ソリッドステートドライブ)
SSD M.2タイプ (ソリッドステートドライブ)

処理するパーツと、データを格納するパーツ

←こちらの処理に関わるパーツと

こちらの格納しているパーツ、で役割に区別があるのですが、、→

データ格納が主な仕事(だった。)

「もしメモリ(RAM)が足らなくなったら・・・」 どうなるでしょう?

メモリが足らないとどうなる?

簡単に言えば、メモリが足らないとストレージ(この図ではHDD)も処理に加わります。

この3つのパーツの動作スピードを簡単に示せば下記の通りになります。

CPU > > > メモリ >>>>>>>>>>>>>>>>>> HDD

3つの動作スピードは一番遅い機器に決定されてしまう = HDDの動作スピードでしかパソコンが動かなくなります。

これが、パソコンが遅い原因です。

パソコンを何年か前に使った時はそれほど遅くなかった。

「何年か前に買った当初は、これほど遅くなかったのに」と思っている方が多いかもしれません。その原因は下記の3点です。

・ストレージを処理に参加させるパソコンの仕組み
・メモリ(RAM)
・Windows10自体が重い

仮に備えているメモリが4GBだとすると、現在のWindows10、又はwindows11は常駐ソフト(Windowsで何もアプリを開始しないでも、見えない所で開始されている機能)で、メモリの大半、数字にすると80%以上を使い切ります。何かしようとするとすぐストレージが処理に加わる仕様になっています。

例:タスクマネージャーでWindows11をクリーンインストールして2つほどソフトをインストールしたPCを確認したところ。
8GB中(表示は7.9GBになります)常に半分の3.8GBほど使っている。

メモリが4GBだった場合、これではメモリの容量がすぐに枯渇して、すぐにHDD処理に回ってしまう。

どうすれば改善できるかといえば、遅いHDDをSSDへ交換することで解決できます。

HDD(ハードディスクドライブ)とSSD(ソリッドステートドライブ)の違い

HDD (ハードディスクドライブ)
SSD 2.5インチタイプ (ソリッドステートドライブ)

データ格納に使うパーツ同士ですが、動作スピードでいえばSSDはHDDより10倍以上速いです。

CPU > > > メモリ >>>>>>>>>>>>>>>>> HDD

↑こうだったのが

CPU > > > メモリ>SSD

↑これくらいになります。

いや、もしかしたら、今やメモリとSSDの扱いは同じかもしれません。

CPU > > > メモリ=SSD

こちらが検証動画です。

動画は4GBメモリのWindows11でitunesやワード、エクセル他々を動かしてメモリの容量を使い切って、インターネットでサイトをクリックしている動画です。
メモリが容量いっぱいで枯渇している分をSSDが代わりに動作して補っています。
別に動作に重みがありません。

「あれ?メモリいらねんじゃね?」

メモリっぽく見えてくるM.2のSSD

(※パソコンの起動にパーツとして必要なのでメモリは要ります。)

これまでの通説では「メモリ容量が枯渇したらストレージの容量を使ってパソコンは動くので、メモリに余裕も持たせると速く動作します」でした。でも現在の実際に使用するパソコンはメモリが枯渇してもネット閲覧程度は影響がありません。

現在(2022年4月)のWindows11,Windows10に必要なもの

3,4年前に購入されたPC、Passmark社CPUベンチマークスコア6000を超えるパソコンでも、メモリ4GBでHDDであればまともに動きません。

現在(2022年4月)のWindowsOSをつんでいるPCをは下記のような仕様でないと快適に使えないかもしれません。

2.5インチ SSD

or

M.2 SSD

解決策はHDDからSSDに換装する事

もし遅いパソコンにお困りであれば、解決方法はHDDをSSDに換装する事です。これだけで大幅にパソコンの動作が改善します。


余裕があればメモリも追加して最低8GBにするようにしましょう。ネット以外のエクセルやワードを使う場合、4GBではほとんどを常駐ソフトが使い切りますので、残り4GBの余裕を持たせる事は有効な手法になります(上述したようにSSDがメモリの代わりになるのでなくてもそれなりには動きます)。

現在のHDDをまるごとクローンして換装 or 思い切ってOSをクリーンインストール、など手順がわかればそれほど難しくはないのですが、BIOS(現在はUEFIに置き換わりつつある)の設定変更やクローンソフトの操作などそれなりにノウハウが必要になります。

SSDのパーツとしての価格は2.5インチタイプ、256GBで4000円くらいです。

手順や途中で出るエラーなどGoogleで地道に検索すればほぼほぼ解決しますので、時間に余裕があれば挑戦するのも面白いですよ。


終わり

<補足:ここからはわかりやすさを優先しません>

 2022年から3,4年前。ちょうど2018年頃はパーツとしてのSSDの価格がお手頃価格になっていましたが、パソコンメーカーが販売するSSDのパソコンの価格はHDD搭載タイプと5万円くらいの差があるなど手が出しにくい価格帯でした。

 Windows10自体、発表された当初は比較的軽い動作のOSでしたが、アップデートを繰り返すたびに動作が重くなっていき、特に2021年を中心とした頻繁なアップデートは、性能が低く、たまにパソコンを起動させる使い方のユーザーに「OS自体重い and アップデートで他の作業が進まない。かつ、アップデートしたOSがまた重い。」のワンツーからのフィニッシュを浴びせました。

 結果、何が起こったかというと、2022年現在でも通用するCPUの性能レベルのパソコンでもHDD搭載でWindowsが動きにくいという状態です。
 そんなに昔でもない時期、それなりに高価格帯のパソコンを購入されたのに今は快適に使えないなんてひどい話だと思いました。

 現在は、SSD搭載パソコンの価格もSSDパーツ価格の相場と比較しても違和感のないものになっています。

 ただ、未だにHDD搭載のパソコンが新品として売られている現状があります。パソコンメーカーのラインナップが現在より数年前に計画されて今カウンターにあらわれていると思えば仕方のないものですが、今現在のWindowsOSはHDD搭載のパソコンで使うには効率が悪すぎる動作スピードになります。
 現に、パソコンを新調されてすぐにHDDからSSDに換装を依頼されたこともあります。

 私は2020年後半頃からのWindowsOSのアップデートがHDDのユーザーを置き去りにしてSSD使用を前提にした設計に振れていったように思えてなりません。とにかく動かないパソコンが増えました。
 できる範囲でSSDへ換装をお薦めするか、CPU能力が低い場合は買い替えをお薦めするようにしています。

今パソコン(ノートPC)を買うなら(2022年4月現在)

 今パソコン(ノートPC)を買うなら下記のスペックをお勧めします。6万円前後で購入できます。メーカーは老舗なところとパーツ単体販売に柔軟に対応してくれるところ、HPとDELLをお勧めしたいです。
・電器屋ではなくネット購入を推奨いたします。 比較サイトはこちら → 価格ドットコム

CPU

passmark社スコア12000~

メモリ(RAM)

8GBor16GB~

SSD (m.2)

256GB~

※予算が10万円の場合は、CPUの性能スコア16000~を目安にされるといい買い物ができます。
※Office(ワード、エクセル)の価格は加えていません。別途購入される場合はAmazonで年額のOffice365の購入をお勧めします。
※CPUが一番優先です。メモリとSSDは数年後でも交換可能な場合が多いです(メモリはマザーボードと一体化している仕様がまれにあります)。

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