富士通 FMV ESPRIMO FH77/B1 SSDへの換装とメモリの追加を行いました。

初めて富士通の一体型パソコンを改造しましたが、作りはものすごくシンプルです。メモリの追加だけなら小さなカバーと1本のネジを外せばすみます。

後ろのカバー取り外しについてもネジをすべて外したあと、まっすぐ持ち上げればスムーズに取り外しできます。ネジの数も必要最小限(10本+メモリカバーの1本)です。
これまでで一番分解するのが簡単な一体型PCかもしれません。

このPCのスペックは以下のとおりです。

・CPU種類:インテル Core i7 7700HQ(Kaby Lake) CPUスコア:6959
・メモリ:4GB → 8GB
・HDD:1TB  → SSD 1TB

CPUのスコアが非常に高いです。 メモリを8GB、HDDをSSD 1TBに換装しました。


換装後のスペックは価格ドットコムの一体型パソコンを確認したところ、現在でも新品が販売されているレベルになりました。(2022年4月7日現在)

なぜこのパソコンの動作は遅かったのか?

改造前にタスクマネージャーをのぞきました。

CPUは良いものがついていますので余裕がありますが、日本メーカー製にありがちな常駐ソフトの多さで、メモリが3.9GB中3.3GBを常に使っている状態です。
こうなった場合、パソコンはHDD(ディスク0)をメモリ代わりに使う動作をします。HDDはCPU、メモリの中で群を抜いて動作が遅いのでパソコンの動作スピードはすべてHDDの動作に乗っ取られてしまいます。

何もしていないでもこの状態です。パソコンを毎日使っている人でないかぎり、高確率で自動的にWindowsのアップデートが動作するのでますます動作は遅くなります。

HDDのをSSDに代えると、動作スピートが10倍違いますので理論上は10倍の速さになります。
メモリも現在のWindows OSの重さを考えると4GBはインターネットとメールを使う人用です。ワード、エクセル、年賀状ソフトを使う人はメモリ8GB~が快適に使える目安になります。

HDDクローンでつまずいてました。

HDDをクローンしてSSDに換装するところでつまづきがあって時間をとられてしまいました。

何度も同じ箇所でクローンソフトが止まってしまいました。クローンの方法を色々試行錯誤したのですが直りません。

調べると、クローン元のHDDの論理的なエラーが原因ということで、"sfc /scannow "というコマンドをPowerShell(管理者)で行なったところ直りました。

参考サイト こちら

パソコンを改造後にお客様からかけられた言葉

パソコンをお渡しした夜にお客様からショートメッセージでご連絡がありました。

「事務仕事の効率が倍以上になりました!」

大変喜んでいいただけて嬉しいです。CPUの性能が良ければSSD換装の効果は大きく、より長く使っていただけます。



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