iPad のバッテリー交換どこに頼めばいいの？

2021年11月18日 2023年2月9日

tact

※このページは事例の検証、ケーススタディとして記載しているものですべての人にあてはまるものではありません。一つの参考情報としてご検討ください

iPad , iPad Air のバッテリー交換について記載しています

　iPhone修理店の方に「iPadのバッテリー交換はできますか？」というご連絡をいただくことがあります。フランチャイズ運営本体ではメニューとしてありますが当店では対応していません。かといってパソコン修理 TACT のサービスとして iPad を修理するかというと条件付きでお請けすることになります。

　iPad のバッテリー交換を当店で行わないほうがお客様のメリットになる状況があるからです。

iPad のバッテリー交換は Appleへ送って交換する方が良い（条件付き）

結論から言えば、 iPad のバッテリー交換は Apple へ送って交換したほうが良いです。
料金は全ての iPad で税込 11,880円になります。

ただし、こちらには条件があります。重要なものの順に書いていきます。

・バッテリーの他、パーツに損傷がないこと

　バッテリー以外のパーツに損傷があると（画面にヒビがある、ボタンが効かないなど）修理料金は一気に上がります。保証対象外修理サービスになり3万円～8万円の費用を見込まなければなりません。

・Appleが修理対象にしている世代であること（ビンテージ製品、オブソリート製品でない）　こちら

　古すぎる世代のiPadの場合はAppleへパーツが供給されていないため修理受付不可の場合がある。（参考　2021年11月現在　パーツ供給が確実にあるのはiPad第５世代(2017年3月21日発売)以降）

・修理に送る際のiPadはバックアップをとって初期化すること。

　Appleの製品のデータ保護は全てバックアップされていることが前提になっています。「ハードウェア故障時のデータはバックアップから復旧→iPhone、iPadは交換」すること前提にサポートされていすので必ずバックアップ。交換に送る前は初期化しましょう。

この場合でバッテリー交換をお願いすると 本体交換で対応 という情報があります。理由としては フロントガラス取り外しが困難なため と説明される事もあるようです。　実際に iPad は フロントガラス取り外しが困難です。

iPad のバッテリー交換を Apple以外（自分、修理店）でした方が良い場合

iPad のバッテリー交換を Apple以外で検討する場合の条件は以下になります。

①バッテリー劣化以外の故障がある（画面割れ、液晶不良、ボタンが効かない）
　※保証対象外修理サービスで高額になる。

②Appleがバッテリー交換を受け付けられない古い世代のiPad

①の場合も、②の場合も、比較的古い目の機種であれば買い替えも検討できます。最新のiPad 64GB でも39,800円(※記事作成時点)です。
※2023年2月現在でiPad第9世代64GBで49,800円。第10世代64GBでは68,800円になってしまいました。

でも、比較的高価なiPadでどうしてもバッテリーを交換したい場合はどうでしょうか？

フロントガラス取り外しが難しい。きれいに取り外せてもその後も難しいiPadの修理

　修理を受け付けるお店をみると、Appleでバッテリーを交換できない世代のiPadのバッテリー交換でも1万円程度が相場のようです。Appleでバッテリー交換ができる世代のバッテリー交換はAppleでバッテリー交換するより街の修理店の方が高い価格になる場合もあります。バッテリーパーツ自体の相場は2 3,000円なのですが、フロントガラスを割ってしまった場合の保険の価格も含まれているように思います。

　画面上のボタン、touchIDの移植もあります。フロントガラスを外すために温めながらゆっくり外していく必要があり、各所のケーブルを切らないように注意しなければなりません。フロントガラスを無事再利用するために時間もリスクもある修理になります。

　ユーザーにメリットが有る点は、Appleでバッテリー交換できない世代のiPadがバッテリー交換できる だけです。

　自分で修理する場合でも十分な工具なしにフロントガラスを割らない、ケーブルを切断しないように修理するのはとても難しいです。

　参考サイト　iFixit

iPad フロントガラス交換の場合

　フロントガラスが割れてしまった場合は条件がまた変わります。Appleの保証が切れている状態でフロントガラスが割れた場合は保証対象外修理サービスとなり高額な費用がかかります。こちらは修理店で直した方が安くなります。
フロントガラスがすでに割れている場合でも取り外しには時間がかかるため、修理日数は数日になることが普通です。

iPad フロントガラスとバッテリーの両方交換の場合

　フロントガラスが割れてしまった後、バッテリーも交換する場合、直すタイミングとしては良いのですが、街の修理店でも２万～３万円になります。iPadであればAppleの保証対象外修理で30,480円です（フロントガラス交換の場合でもAppleが本体を交換するということになればバッテリーも新調されることになります、実際はどうでしょうか？バッテリー交換費用11,880円+30,480円だと一番安いiPadより修理料金の方が高くなります。フロントガラス割れ＋ホームボタン故障などで料金は上乗せされるでしょうか？修理の際にAppleに要確認です）。

　こちらもユーザーにメリットが有る点は、Appleでフロントガラス・バッテリー交換できない世代のiPadがフロントガラス・バッテリー交換できる だけです。

　自分で修理する場合はフロントガラスを割らずに取り外す必要がないため難易度はちょっと下がって、購入するパーツ代や足らない工具代を考えてもリーズナブルになります（フロントガラス用の接着剤はシールとは別に購入して下さい。シールは時間経過とともに浮くと思います）。

ipadの固定 — これだけしてもガラスが浮いてきたので後から接着剤で追い付けしました

iPad のパーツ交換画面割れバッテリー交換

まとめると